ナマズは基本的にエサになりうる小魚がわく川や水路なら、その幅や大きさなどは関係なくどんな所にもいて、産卵の時期などは田んぼの間を流れる幅30㎝ぐらいの小水路にまで入り込んだりします。
まぁ早い話、昔からあるような川ならだいたいどこにでもいると。
そして深みや淀みがあるとか、もしくはアシなどの水生植物が生えていてナマズの隠れ家があるようならほぼOKということです。
また、「鯉のいる川にはナマズもいる」と言われるぐらいこの2種は一緒にいることが多いので、ナマズの姿が確認できなくてもとりあえず鯉がいればナマズのいる可能性も高まりますね。
ナマズのポイント
で、さっそくこんなこと言うとアレなんですが、ナマズのポイント(=ナマズにとって居心地のいい場所)は自分で探してください!
なぜなら、ポイントはそれぞれの釣り場によって千差万別だからです。
つまり、自分の足で歩き、自分の目で見つけて、自分の腕で投げ、そしてそこがポイントかどうか確認してみるのもナマズ釣りの楽しみなんじゃないかと思う訳です。
まぁ一般的に
- 『排水口からの流れ込み』
- 『流れの脇に出来る淀みやたるみ』
などに魚は着きやすいと言われてますし、実際そうであることは多いですが。
ここで大事なのは、その場所が良さそうとかダメそうとか、釣り人が勝手に決めつけない事。
居心地がいいかどうかはあなたではなくナマズが決めるんですから。
ですので、「こんなとこ居そうもないな」と思っても取りあえず投げてみて、いるかいないか確認しましょう。
思いもよらないようなところで『バフッ!』っと言われてびっくりすることもしばしばあるんですよ。
水深が10cmもあれば投げてみる価値ありです。
思い込みは禁物
恥ずかしながら、私は1級ポイントを勝手にダメポイントだと決めつけて、しばらくスルーし続けていた苦い経験があります。
そこは橋のすぐそばで護岸工事済み、街灯の明かりがまともに水面を照らしてる場所でした。
しかも流れがきつくて瀬になってるような状態。
でも何かの拍子に手前の岸沿いにルアーを投げて引いてみたら、なんとその岸沿いだけ幅40㎝・長さ7,8メートルほど流れが緩んでるんですよね。
「なんだここ!?」と思った瞬間にバフンッと出ました。
その場所では次の釣行でも、その次の釣行でもバイトが発生しました。
結局そこは、いつ行ってもほとんど空振りしないすごいポイントだったんです。
そんなことがあって以来、私は先入観(浅すぎる、深すぎる、明るすぎる…etc)を捨ててとりあえず投げてみることにしてますよ。
そして、10回以上釣行して1回も出なかったら初めてダメ認定することにしています。
ナマズ釣りに適さない川
さて、たとえナマズがたくさんいたとしても釣りに適してないのが大河川。
川幅が何十メートルもあったり、深さが何メートルもあったりするような大場所ではナマズにトップウォータールアーの存在を気付かせることがまず大変です。
仮に気づかせたとして、今度は水面までナマズを引っぱり出さなければなりませんからね。
逆に言えば、わざわざそんな難しいナマズ釣りをしたいということなら、それはもう立派なマニアと言ってよいでしょう。
普通のナマズ釣りに飽きてしまったら、そちらのマニア路線に移行していってもよいと思います。
でも、ナイトゲームでバスをトップ(主に羽モノ)で狙っていると、ナマズがたまに釣れてくるという事を聞いたことがありますので、実は悪くない釣りなのかもしれませんね。
私はやりませんけど。
- せいぜい川幅10メートルちょっとぐらいまで。
- 水深は50㎝程度の小規模河川や水路がやりやすい。
やっぱり捕食対象(ルアー)との距離は近い方がいいに決まってますもんね。
でも、水深1メートル以上ある場所でも出るときは出ますので諦めてはいけません。
さて、どうですか?あなたの近所の川にナマズはいそうですか?