防波堤で釣れる魚はほとんどが美味しい

刺身盛り合わせ

(メニューに迷ったら、クックパッドへ。)

釣った魚は料理してちゃんと食べてあげましょう。魚屋さんでめったに手に入らない魚が食べられるのは釣り人の特権です。しかも新鮮そのものなんですから言う事ありません。

また魚の料理といいましてもたくさんありますし、魚によってよりおいしく食べられる調理法というのがあります。しかし残念なことに私は料理に疎いので、気の利いた一品は伝授できません。。。

例えば、「クロダイのアジア風○○」とか「キスの◇◇添え鉄人風」なんてのを作れたらかっこいいんですけども、私が釣った魚を料理しますと・・・

  • 「○○の刺身オレ流」(85%)
  • 「オレ式◇◇のてんぷら」(10%)
  • 「オレ風~~の煮付け」(5%)

のいずれかになってしまうんです。(ほとんど刺身で食べてます・・・)理由はおそらく「簡単でおいしいから」だと思います。
面倒くさがりなだけでしょうというツッコミはご容赦くださいませ。

また、このオレ流なんですが、言い換えますとテキトーでもいいから手早くといった意味合いが強いので 、味・仕上がりなどについてのクレームも受け付けておりません。自己責任においてお試しくださいませ。

包丁

まず包丁がないことには魚がさばけません。包丁は用途別に何種類かあるようですが、私はほとんど出刃一本でやってしまいます。

刃渡りは15cmほどのものですが、よく切れるように研いでから使います。切れない包丁は大変危険です。無理に力を入れて切ろうとすると身が切れずに滑ったりするからです。

なので今日の少年並に切れるようしっかり研いでから魚をさばきにかかりましょう。

本職用の材質(中級向)を使用し、丹念に研ぎ上げられ、ご家庭用としては、とても扱いやすい商品となっております。柳刃包丁210mm・出刃包丁150mmの2本セット。

刺身の作り方

刺身を作り方は、簡単に言えば骨のある箇所を取り除いて身だけにしてしまえばよいということです。

最初に尻ビレの手前にある肛門に出刃の先をいれ腹をさき内臓を出します。(この時、卵が出てきたらそぉ~と他のお皿に移しましょう。超美味ですよ)そしてきれいに洗っておきます。

刺身
①  まず胸ビレを起こし包丁をあてがいます。そのまま出刃の柄に近い方の刃に左手を乗せ、やや体重をかけるような感じで頭を落とします。(魚の頭は左です)
刺身1刺身2
②  尾ビレを左にして中骨に沿っておろします。反対側の身も同様におろしていきます。
刺身3
③  あばら骨の部分を切除します。(できるだけ薄~く)身の中央に残っている骨を切除します。
刺身4
④  身のしっぽの方を少し余して軽く刃を入れます。余した身を押さえ出刃を前後に動かしながら皮を引きます。
⑤  できた短冊を適当に切り分ければおいしいお刺身の出来上がり!

3枚おろしの動画

最初はうまくいかないかもしれません。中骨にたくさん身を残してしまってブサイクな3枚おろしになったりもすると思いますが、ちゃんと刺身としておいしく味わえます。
ハゼやキスなど小型の魚で練習するのもよいでしょう。

また、メゴチは独特な方法できれいにさばけます。

メゴチのおろし方

あのヌルヌルのせいか、あまり人気の無いメゴチですが本当に美味しい魚です。刺身、てんぷら、煮付け、どの料理でもいけます。ぜひお試しください。

料理する前にはまずヌルヌルを取りましょう。かなり強力なヌメリですが、あら塩で辛抱強くもみながら水洗いしますとすっきりきれいになります。

メゴ刺し1

①  背ビレの一番しっぽ側の付け根に刃をあてがい、そのまま頭の方に向かって背ビレをそいでいきます。

メゴ刺し2

②  ここで頭を落とすのですが、ドンと下まで刃を入れてしまわないように注意です。腹の皮を残すために柔らかめに中骨だけ切ります。

メゴ刺し3

③  頭を右側に向け、さらに背中側をまな板につけます。

メゴ刺し4

刃で身の腹の部分を押さえながら頭をしっぽの方に向けて引っ張るときれいに皮が引けます。

この写真は釣り情報・魚料理満載の『とにかく・・釣り!』の堀田さんにお借りしております。本当にありがとうございます。

てんぷらの作り方

ハゼ、キスなどはてんぷらにしても最高ですよね。数が釣れたときはさばくのも大変ですが、飲み屋で注文しようものならいくら取られるか分からない高級料理です。せっせと頑張りましょう。

といっても中骨をとるだけですから簡単です。最初に頭を落として内臓を出しきれいに洗って、あとはおろすだけの状態にしておくと楽だと思います。

キス天1キス天2
①  魚の背中側を開いていきます。中骨に沿って腹側の皮を残しつつ開いていきますが、多少余裕を残して開いていき、刃先で微調整していくときれいに仕上がります。
キス天3キス天4
②  三枚におろす時と同じ要領で中骨を切り離していきます。
キス天5
③  そして尾ビレを残して中骨を落としたら準備完了です。腹骨が気になるようでしたらすき取ります。
④  ボウルに卵をほぐし、水と小麦粉を適量(1カップ程度)入れて混ぜます。衣です。
⑤  衣をつけて180度の油の中に放り込んだら、頃合(泡の出が少なくなったら) を見計らって網やキッチンペーパーに取り上げましょう。おいしいてんぷらの完成!

卓上天ぷら鍋がアツイ!

コンセント式の卓上てんぷら鍋(ホットプレートの箱型のもの)があると、揚がったそばからアツアツをどんどん食べることができますよ。
またおろした中骨もしっかり揚げて塩を振ればパリパリのおつまみになります。

サイズ:幅30×奥行17×高さ18㎝ 本体重量:2.1㎏ 保証期間:1年間

煮付けの作り方

煮付け

煮付けにすると美味しい魚もたくさんいます。メバル、カサゴ、アイナメあたりがその代表選手でしょうか。

でも私、煮付けはあまりしません。だって手間がかかるんですもの。
ちゃっちゃとさばいてさっさと一杯やりたいのです。でもたまに恋しくなったときは作ります。

最新のレシピによりますと、どうも最初からお酒で煮るとおいしくできると書いてあるんですがどうなんでしょう。私はまだ試していないので、従来の旧式?レシピで行きたいと思います。

①  下ごしらえ

まず、魚のえら、内臓を出してきれいに洗いましょう。うろこも落とします。
水よりもお湯で洗った方が味が良いように感じますが、どっちでもいいかもしれません。
そして、味がしみやすいように1、2本ほど切れ込みを入れます。魚が小さい場合は入れなくてもよいです。

②  材料を用意しましょう。

・水 3/4カップ  ・料理酒 1/3カップ  ・みりん 大さじ3杯  ・しょうゆ 大さじ2杯
・砂糖 大さじ1杯  ・しょうがスライス 5,6枚  ・ねぎのぶつ切り適量
③  大きめの鍋に材料を入れて煮立たせます。煮立ったら魚を入れて中火で15分程。
途中スプーンやおたまで煮汁をかけます。ひっくり返すと崩れてしまうので注意です。
④ 丁寧にお皿に盛り付けたら出来上がり!