防波堤釣りのすすめ

私が海釣り入門として防波堤釣りをお勧めするのにはいくつか理由があります。
まずは手軽にできるし、テトラに乗らなければ足場がよく安全であるということ。
(立ち入り禁止区域に入って釣るのは問題外です)
もちろん一人で行けますし、家族を連れてでも行けますよね。
そして魚種が豊富であるということ。防波堤は魚たちにとって格好の餌場、住処ですから何かしら必ずいます。対象魚を変えていけば一年中楽しむことだってできます。
またその様々な魚たちを釣るために考え出された道具・仕掛けは無数にありますし、釣り方をとってみても、ぶっこみ、ふかせ、ウキ釣りなど枚挙に暇がありません。
防波堤釣りはこれから海釣りを始める人にとって最高の練習、実践の場になると思いますし、釣りの楽しさ、基本が凝縮されていると思うんですね。
釣りは経験をつめばつんだだけ上手くなっていきます。どんどん海に通って試行錯誤を繰り返し、防波堤釣りマスターになってしまいましょう。
それではここでちょっとおさらいを。
ヨリモドシに糸を結ぶ
ここで紹介する結び方は私が最もよく使う簡単な結び方ですが、いろいろな方法がありますので自分のやりやすい結び方を探してみてください。

1.ヨリモドシに糸を通します。手前側が針のついている方の糸です

2.向こう側の糸を指でつまみ、手前側の糸の下を通して輪っかを作ります。

3.同様にしてもうひとつ輪っかを作ります。

4.できた2つの輪っかに針のついていない方の糸を下から通します。

5.両方の糸を引っ張ると結び目ができます。

最後に針のついた方の糸を引っ張れば出来上がりです。あまった糸はカットしましょう。
左手の指で輪っかとヨリモドシが動かないように押さえながらやるとうまくいきます。結んで引っ張る際に、結び目に唾をつけてから引っ張ると摩擦によるダメージを軽減できますよ。
チチワの作り方
フカセ釣りなどで、ヨリモドシを使わずに糸を連結する時に使います。

1.まず普通に輪っかをつくる要領です。右側に丸いチチワの元があります。

2.グリっとひとつ輪っかを作り丸い先っぽを手前の上から通します。

3.8の字になっていればOKです。そのまま引っ張って余った糸をカットしましょう。
糸の交差するところを指で押さえながらやるとうまくいきます。ヨリモドシに結ぶときと同様に左手はほぼ固定、親指と人差し指でつまみながら右手の指で糸を通して作ります。
仕掛けの投げ方

1.道糸を人差し指で引っ掛けベールを起こします。

2.後方を確認

3.だいたい11時ぐらいのところでで人差し指を伸ばします。
これは上から投げてますが、のべ竿のように下から投げる方法もあります。
いずれの場合も竿のしなりを利用して、オモリに目的地まで飛んでいってもらうぐらいの感じで投げるとよいでしょう。
まとめ
忘れ物はないでしょうか。ゴミ袋は持ちましたか?また天気は大丈夫ですか?
特に台風の接近などで海がザバンザバンに荒れているときは危険ですし魚もいません。そんな情報もしっかり収集しましょう。
体調はどうでしょうか。風邪気味で釣りに行ってもよい結果になることは少ないと思います。しかも海に行くと意外に疲れるもので、帰りの運転も危ないです。
もし体調が思わしくない場合はすっぱりあきらめて次回の釣行まで鋭気を蓄えましょう。
さて、もはや準備はおおかた整ったはずです。あとは目当ての釣り場に向かうだけですね。
自然との対話を存分に楽しみましょう!