釣り用語いろいろ
このページでは独特の釣り用語や道具の名称などをについて紹介しています。とりあえず超基本的なものばかり集めてみました。
「聞いてみる」「ばれる」なんて独特ですよね。でも結構使うんです。
※色恋沙汰の話ではありません。
これから挙げていく釣り用語を知っているだけで仲間や店員さんとの会話はスムーズになるでしょうし、雑誌などを読む場合にも役に立つと思います。
また、これら以外にもまだまだ挙げていけばきりがありません。全国的に通じるものから身内にしか通じないスラングみたいな感じのものまであります。そういう局地的なものはその都度覚えていけばよいと思いますのでとりあえずは超基本の基本を押さえましょう。
■あ~ | |
アオイソメ | 緑色をしたゴカイの兄貴みたいなエサのこと。値段も安く、いろいろな魚が釣れる万能エサです。 |
青物 | ブリ、サバなどの青魚を指します。 |
赤潮 | プランクトンの異常発生などにより、海面が赤くなってしまう現象。水中が酸素不足になるので、魚はいなくなってしまいます。 |
朝まずめ | 夜明け前から太陽が出るまでの時間帯。魚の活性があがり大チャンス! |
アタリ | 魚がエサをつっついたり、くわえて泳ぎだしたりする時に穂先やウキに現れる変化、手元に伝わる感触のこと。 ex.「お、あたった!」 |
合わせる | 魚を針掛かりさせるために竿をしゃくること。 |
居食い (いぐい) |
魚がその場にじっとしながらエサを食うこと。 |
一荷 (いっか) |
複数の針がついた仕掛けに2匹の魚が掛かること。最近はあまり使わないように思います。 |
一束 (いっそく) |
100匹以上釣れること。 ex.「条件が合えば束釣りも可能」 |
糸ふけ | 仕掛けを海に入れた時に潮に流されるなどしてできる道糸のたるみ。この糸ふけをとらないとアタリがしっかり出にくくなります。 |
入れ食い | 仕掛けを入れれば入れただけどんどん魚が釣れること。 |
上物 (うわもの) |
主にメジナを指します。コマセで上のほうにおびきよせて釣ることからこう呼ばれます。 |
えさ取り | エサだけ上手にかすめとってしまう小魚のこと。 |
Sic | シックではなく、そのまま「エスアイシー」と読みます。ガイドのリングの種類で、硬い素材で作られているために、細いPEラインを使っても削れたりしません。 |
エラ洗い | スズキが掛かった針をはずそうと海面でジャンプしながら頭を振ること。 |
送り込む | 針を完全に食い込ますために穂先を下げるなどして糸を送り出すこと。 |
おまつり | 他の人の仕掛けと自分の仕掛けが絡まってしまうこと。 |
■か~ | |
ガイド | 竿についている糸を通すための輪っか。Uガイドといって、小さなU字をしたものもあります。 |
かえし | 針先の銛状(もりじょう)になっている部分。掛かった針を外れにくくする効果があります。 |
かけあがり | 海底の傾斜状になっている箇所。砂浜などでさびいてきた時、ぐっと重たくなるところがかけあがりで好ポイントのひとつです。 |
型 | 魚のサイズのこと。 ex.「なかなかいい型だねぇ」 |
カミツブシ | オモリの一種で、糸にはさんで固定します。楕円形をしています。 |
ガン玉 | カミツブシの丸っこいやつ。 |
聞く | 魚が食っているかどうか、じんわり仕掛けを引っ張ってみて確かめること。 ex.「変だと思ったら聞いてみたらいいよ」 |
魚影 (ぎょえい) |
魚の数のこと。魚影が濃い、薄いというように使います。 |
こっぱ | かつて松形弘樹演じる遠山の金さんが奉行所で騒ぐ悪人に向かって「じゃかぁしいんだよぉ、こっぱぁ・・・」と言ってました。漢字で書くと「木っ葉」や「木っ端」、小魚、雑魚のことです。 ex.「こっぱグレ」 |
コマセ | 寄せエサ、まきエサのことです。防波堤でコマセを打つと本命以外の魚も寄ってきてしまいますが、たまにぶっこみ釣りのおじさんまでいつの間にか寄ってきてたりします。 |
五目釣り | 特に狙う対象をしぼらずにいろいろな魚を釣ってしまおうという釣り。五目=五種類ということですが、フグなどは普通は含めません。 |
■さ~ | |
先糸 (さきいと) |
ハリスのこと。 |
誘う | 仕掛けを引っ張ったり止めたりして魚にエサをアピールすることです。 |
さびく | ズルズルッと仕掛けを引っ張ったりする誘いの一種のことです。 |
サラシ | 磯や防波堤に当たった波が砕けて海面が白くなっている部分。やや釣りづらいですが好ポイントです。 |
時合い | 魚の食欲が旺盛になる時間帯のこと。 |
潮止まり | 干潮や満潮で潮が引ききった、満ちきった時に起こる現象で潮が動かなくなります。同時に魚も動かなくなりますので休憩しましょう。 |
スレ | 口以外の部分に針が掛かって魚があがってくる状態のことです。 |
底物 | イシダイ、イシガキダイのことです。 |
■た~ | |
タックル | 釣り道具のハイカラな呼び方。 |
たな | 狙う魚の泳いでいる層のこと。時間帯や日によって変わります。ex.「どうもだめだと思ったら、たなが違ってたようだ」 |
タモ | 掛かった魚をすくう網。タモを持たずに行った日に限って大物に出くわしたりします。そんな時は近くの釣り人に助けてもらいましょう。今のところ断られたことはありません。 |
チモト | 針の根元の糸を結ぶ部分のことです。虫エサを使うときは、チモトをこきあげてエサの中に埋め込んだりします。 |
つ抜け | 10匹以上釣ることを指します。ひとつ、ふたつ、みっつ・・・ここのつ、とお。 10から「つ」がなくなりますよね。 ex.「ぅぅ、つ抜けならず。。」 |
ドラグ | リールについている装備で、強い引き込みがあった場合にスプール(糸が巻いてある部分)が逆回転して糸を出してくれる機能のことです。つまみやダイヤルなどで固さを調節することができます。 |
取り込む | 掛かった魚をタモに入れることです。 |
■な~ | |
ナイロンライン | ナイロン製の糸。ハリ・コシがあって扱いやすいです。 |
凪 (なぎ) |
風がなく穏やかな海の状態。キス、メバルは凪がよいです。 |
根 | 岩礁やゴロタ石など、海底にある障害物のこと。 |
根掛かり | 根に針やオモリが引っかかってしまうこと。 |
納竿 (のうかん) |
その日の釣りを終了すること。 |
乗っこみ | 産卵に備えて体力をつけるべく、魚の食欲がとても旺盛になる時期。特に乗っこみのチヌ(春)は有名で、釣り上げる大チャンスです。 |
乗る | アタリがあって合わせた時に魚が針にかかること。 ex.「いいアタリだったけど乗らんかった」 |
■は~よ | |
ハリス | 針についている糸のことです。普通道糸よりも細い糸を使いますがまれに「通し」といって道糸を使わず、ハリスを長くとってそのまま竿に結ぶ釣りもあります。 |
ばれる | 掛かった魚に逃げられてしまうこと。ばらすとも言います。ex.「あぁ~ん、ばれちゃったよ・・・大きかったなぁ、今のやつ。。。」 |
PE (ピーイー) |
細い原糸を編み込んで作られた糸。細くて強いです。 |
フロロカーボン | 傷に強く、ハリスにもよく使われる糸です。 |
偏光グラス | 光の反射を抑えるレンズが装備されたメガネです。水面の照り返しがなくなり海中の様子がよく分かります。 |
ぼうず | 魚がなんにも釣れずに納竿すること。フグなどのえさ取りを「釣れた」に含めるかどうかは人それぞれです。 |
道糸 | リールに巻いてある糸。ハリスに結ぶ糸のこと。 |
夕まずめ | 日没前後の辺りが徐々に暗くなっていく時間帯。朝まずめ同様、絶好のチャンス! |
ヨリモドシ | 主に道糸とハリスを連結する部品。糸のヨリを防ぐ役割もあります。 |
ラインスラック | 糸ふけのハイカラな呼び方 |