ライフジャケット(フローティングベスト)
なぜライフジャケット通称ライジャケを着用するのかと言えば、
まず万が一波にさらわれた時の救命具として
そして次にルアーケースや小物などをポケットに入れて運ぶためです。
サーフの釣りは、ウェーダーを履いているからと言って別にザブザブと深場まで立ち込んでいくわけではありません。
あくまで波よけが目的で、一番手軽にかつ確実に波をよけられる方法を考えた結果、ウェーダーになったという訳です。
ですので、普通に釣りをしていれば波にさらわれる可能性というのは極めて低いでしょう。
ちょっと大きめの波が来るのを察知したら後ろに下がればいいですし、もし大波がたえずどんどん押し寄せるような状況ならそもそも釣りをすべきではありません。
つまりサーフでの釣りにおいては、ライジャケには救命具としての働きよりも、ケース入れや小物入れとしての意味合いが強いのです。
ショルダーバッグやウェストポーチもダメではないが
そんな訳なので、別にショルダーバッグやウェストポーチにルアーケースやその他の必要な小物を入れて釣りをしても、本人がそれで不便を感じなければ問題ないでしょう。
ただ私は、もろもろの収容能力を考えますとやはりライジャケが一番使いやすいと感じます。
(実際に4つ持っていくかは別にして)大ポケットにメイホウのケースを左右で2つずつ、計4つ入れることができる商品も多くありますし、D管がたくさん付いていたり、背中にも収納スペースがあったりとなかなかに考えて作られているんですよ。
そのうえでさらに水にも浮く!んですから、ショルダーバッグやウェストポーチよりもライジャケの方がお得に思えませんか?
コストパフォーマンス最強!プロックスのライフジャケット
必要な機能をほとんど備えてこの低価格。
初心者からベテランまで!
やや大きめのメーカーロゴが気になりますが、誰も見ていないので気にしない気にしない。
プライヤー
この道具の主な使い道は、釣れた魚からフックを外すのと余分なリーダーをカットするの2通りです。
あとはフックを交換する時にリングを外すこともありますが、それはだいたい家でやることなので省きました。
まずフックを外す際になぜプライヤーを使うかと言えば、単純に『フックが指などに刺さって怪我をするのを防ぐため』です。
陸に釣りあげられた魚はよく暴れるわけですが、魚が大きくなればなるほど暴れる際の力も強くなります。
そしてルアーには多くの場合トリプルフックが使われているのがこれまた危ない。
フックを素手で持って外そうとすると、魚に掛かっていないむき出しのハリ先があなたの指のすぐそばにあることになるわけですね。
いくら疲れて大人しくしてるように見えても、フックを外そうと手を伸ばした瞬間に最後の力を振り絞って、
「ビタンッ!(ぐさっ!?)ぎゃー!!!」
ということになるのは簡単に予想できます。
プライヤーの刃の部分6,7cm離れるだけで事故が防げるわけですから、これは必須アイテムですよね。
ちなみに、アルミ製プライヤーが軽くて使いやすいです。
また、いろんな大きさ・形のものがありますが、全長が15、6cm程度でラインカッターが内側に付いているものが、私は使いやすいと思います。
フィッシュグリップ
これはランディングツールに分類される商品だと思うんですが、サーフでは取り込んだ後に使います。
まずヒラメは歯が強烈なのでバス持ちは非常に危険です。
また体は平べったくてヌルヌルしていて持ちにくいので、グリップで下あごをつかんでやるのが一番効率的なんですね。
こうすれば血抜きをする時も安全確実ですし、リリースする際にも直接魚体をつかむよりもダメージが少ないといわれています。
またマゴチもグリップでつかんだ方が安全です。
歯はおろしがねのようにザラザラしてますし、背びれはアイスピックの先端のようにものすごく鋭くて大変危険です。
またエラぶたの上方にも鋭いトゲがあるので、素手で握るのは自殺行為と言ってよいでしょう。
メーカー品のフィッシュグリップはボッタクリ?
ちなみにフィッシュグリップは、高級なメーカー品とよく分からない中国製を比べてもほとんど性能に差はないようです。
まぁ構造自体はそんなに複雑なものでもないですしね。
ただ、あんまり安い商品、例えば1000円2000円程度で売られているようなものは粗悪品が多いのでやめた方がいいと思います。
新品の時点ですでに刃先がしっかり閉まらないなどで使い物にならなかったり、そう言った不具合の出るタイミングもやはり断然早いです。
ラインブレイカー
これは根がかりしたPEラインを切断する道具なのですが、サーフでの用途は『エイ対策』です。
エイが掛かってしまうと非常に厄介なんですよね。
特に大きなエイですと、まったく寄ってこずに時間ばかりかかって時合いを逃すかもしれないし、竿やリールに負担がかかりますし、いいことなんてひとつもないわけです。
そこでラインブレイカーの登場です。
エイが掛かったと思ったらすぐバーにラインを巻きつけて引っぱり始めます。
できればルアーを回収したいので、運よくフックが伸びてくれることを期待しながらじんわりじんわり引っぱります。
もし幸運にも相手がそこまで大きくなければこれで取り込むことができますし、運が良ければフックが伸びてくれます。
まぁ残念ながらラインが切れてルアーを取られてしまうこともありますが、少なくとも竿を曲げて引っ張り合いをするよりはタックルに優しいですし、手で手繰るよりも痛くなくて簡単です。