おすすめのPEライン
サーフゲームには細くて強いPEラインが必要不可欠
サーフでのヒラメ釣りでは、PEラインを使うのが一般的です。
※PEラインとは、4本または8本のポリエチレンの原糸を編んで作られる糸のこと
なぜならば、PEラインにはサーフゲームを有利に運べる大きな特長があるからです。
まず、伸びないので感度が非常によいこと。
ルアーを通して手元に伝わってくる感触で流れの変化やベイトの有無を感じることができるので、サーフのヒラメ釣りだけではなく海のルアー釣り全般でPEラインがよく使われています。
次に飛距離が出やすいことですが、これが大きい。
まず、同じ号数のナイロンと比べますと破断強度が格段に高いです。(ナイロン1号=4ポンド、PE1号=20ポンド)
と言うことは、PEラインを使えば同じ強度でより細い糸を使えることになるんですね。
細い糸の方が投げた際に受ける風や空気の抵抗が少なくなりますので、ナイロンに比べると圧倒的に飛距離が出るんです。
特にサーフのヒラメ釣りではできるだけ広範囲を探りたいので、飛ばないナイロンラインをわざわざ選ぶ必要はないでしょう。
ただしPEラインにもデメリットはある
ただメリットだけではなく、デメリットもあります。
一番大きなデメリットは、ライン自体にハリやコシがなく滑りやすいこと、そしてそのままルアーに結ぶと結び目の強度がかなり落ちてしまうことなどが挙げられます。
そのため、ショックリーダー(フロロやナイロンのハリス)に特殊な方法で結束しなくてはなりません。
堀田さんのFGノットなら誰でもできる
PEラインとショックリーダーの結束方法については何種類もあるんですが、最も簡単で強度も申し分なく、結び目も小さくて仕上がりのきれいなFGノットがオススメです。
動画を見てもらえれば分かりますが、やり方は非常に簡単ですので、2,3回も練習すれば釣り場で立ったままでもすぐに結べるようになりますよ。
あとは、締め込む時に唾で濡らして摩擦熱を抑えることぐらいでしょうか。
ちなみに、家で結ぶ時は20回編み込んでハーフヒッチ3回+エンドノット。
釣り場で結ぶ時は15回編み込んでハーフヒッチ1回+エンドノットでやっています。
注意点としては、余ったリーダーをあまり短くカットしないことです。
編み込み目ギリギリでカットするより2,3mm余裕を持たせて切った方が、すっぽ抜けしにくくなるのでおすすめです。
おすすめのPEラインを紹介します
よつあみ エックスブレイド X8 アップグレード
オススメのPEラインは、『よつあみ エックスブレイド X8 アップグレード』です。
細くて強くてトラブルの少ない大人気の8本編みライン『G-Soul X8 アップグレード』がさらに進化しました。
ちょっと値段は高いですが信頼と実績の日本製。
当然製品は安定しており、軒並み高評価です。
シーガー PEエックスエイト
もう少しお手頃価格なのがよければ、『シーガーPEエックスエイト』もおすすめ。
テグスの老舗シーガーから出ているこのラインも値段に見合わぬ高性能8本編みで、10mごとに色分けされていてなかなか見やすいです。
こんな値段で8本編みPEラインが買えるなんて、本当にいい時代になったものですね。
ちなみにアマゾンでもかなりの高評価
やっぱり安くて高品質なら評価したくもなるってものです。
PEラインの太さについて
メインラインの太さは1号か1.2号がおすすめです。
0.8号でもヒラメやマゴチでしたら十分あがりますし、ルアーの飛距離もそれなりに伸びるんでしょうけど、大きめの青物が来たりしたらちょっと心もとないですし、重たいルアーをつけた場合はキャスト切れも心配です。
そんな訳で私は1.2号を使っていますが、少なくともキャスト切れしたことはありませんよ。
また、もしブリクラスが頻繁に回ってくるような釣り場でしたら、1.5号以上あった方が安心かもしれません。
青物は非常に力が強くてよく走りますので、ジージーと糸を出しながらやり取りすると人の多い時はトラブルになりかねないからです。
隣にいるのが良識ある釣り人とは限りませんしね。
おすすめのショックリーダー
私はフロロのショックリーダーを使っていますが、別にナイロンリーダーでも問題ないです。
なんとなーくフロロの方が合わせが決まりやすいような気がしてるだけですので。
ちなみに太さはPEラインの号数の4倍を目安にすると、バランスよくなることが多いです。(例:PEが1号ならショックリーダーは4号、PE1.2号ならリーダーは5号)
ただしあくまで目安であって、それほど神経質になる必要はありません。
だいたい5~7号(20~30ポンド)のリーダーならどれでも大丈夫です。
ショックリーダーの長さと替え時
ショックリーダーの長さについてよく言われることに「対象魚の体長ぐらいあればいい」というのがあるんですが、これは鱗やヒレによってメインラインが損傷するのを防ぐという意味合いです。
ただまぁそれ程シビアに計る必要はなく、私はだいたい80㎝ぐらいの長さにしています。
そして釣りに行くうちに傷がついたり、短くなったり(50㎝を切るぐらい)したらまた新しく結び直します。
ちなみに、メインラインとリーダーの結び目をガイドの中に入れてキャストするとトラブルになりやすいみたいです。
私はその話を聞いていたので今までやったことはありませんけど、あんまりリーダーを長くとると必然的に結び目がガイドの中に入ってしまいますのでご注意くださいね。
おすすめはバリバスのシーバスショックリーダー。
意外にしなやかで使いやすいです。